1月28日収録生放送用声劇台本①
「横町新年会」
台本作成:チョモ(@tyomorannma666)
ナレーション担当チルミオ
( )内の台詞はチルミオがナレーションします
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(年も明けた頃、よく罠にかかり…決まった仕事を見つけられない…わ…悪気はないよ……。あの、りおんさんが屋台を始めたと聞いて、夜に友達のエーデルとディストさんと俺でやってきた…)
エーデル(以下エ「あ!ほんとにりおんさんが屋台で仕事してる!!」
りおん(以下り「やあ、エーデル…とチルミオ、誰かなその方」
(このおにいさんが屋台をしているりおんさん…優しいけど気が抜けている…)
チルミオ(以下チ「あ、そうか…はじめてか…。このおにいさんはディストさんだよ…。夜だから大人がいないと屋台行けないって言ったら着いてきてくれた……」
ディスト(以下デ「チルミオ……の為なら…夜は危険だし」
エ「おい!ほんとは俺が大人だったら俺一人でも守れたんだからな!」
デ「俺が守る…」
チ「やめなよ二人とも…」
り「はいはい、皆座って食べてって」
(エーデルとディストさんは、よく俺を種に喧嘩するけど…今回はりおんさんが止めてくれた…)
エ「はーい…」(不服そうに)
デ「…わかった」(渋々)
り「ああ、そういえばあけましておめでとう」
エ「おめでとう!りおんさん忙しそうだったし挨拶まだだったな!」
り「仕事探しに行こうとして、落とし穴にハマって病院に暫し入院していたからね」
エ「また意味も解らない罠にかかって年越したのかよ!」
デ「こいつ…馬鹿だな…」
チ「ディストさん、そういう事言わない。め…」(冷静に叱る)
デ「わかった…」
り「ははは。いやいや生きてるだけで本当によかったよ。今年は気を付けるようにすればいいし」
エ「気を付けても罠にかかるんだよなあ」
(それから…エーデルとディストさんがまた食べ物で喧嘩しかけていた時、知っている声が聞こえた…)
ライアン(以下ラ「やあ皆!あけましておめでとう!夜光に照らされ美しく輝く僕だよ!」
デ「なんだ…こいつ…」
エ「あ!ライアンさんと石波さん!あけましておめでとう!石波さんが外出って珍しいな!」
石波(以下石「ライアンさんに引っ張り出されてしまってな…」
ラ「りおんさんが屋台デビューを果たしてると聞いて、これは是非石波さんと堪能しに行くべきと美しい僕は賢明に判断したわけさ」
(……ああ、今来た男性二人はライアンさんと石波さん…。凄くキラキラして自分をアピールするおにいさんがライアンさんで、少しノリ気じゃないのが石波さん…)
り「嬉しいよありがとう。二人とも席にどうぞどうぞ」
ラ「お邪魔するよ!……と、おやおや大人五人でないと座れなさそうだね」
石「ああ…そうだな…。チルミオさん、膝においで」
デ「いや、チルミオ、俺の膝にこい……!」
エ「えー!俺の膝ー!」
チ「……俺は小さい子どもだから仕方ないね。石波さんの膝に失礼するよ…。あとディストさんとエーデルは悪いけど断る」
エ&デ「「辛い」」(声を合わせて
(ほんとは俺だって恥ずかしい…)
り「はは、まあお酒でも飲んでゆっくりしていって」
ラ「この調子なら皆はまた今年も僕みたいに美しく有意義に過ごせるだろう…。なんたって僕の今年の目標は、より美しい美貌を手に入れる事だからね!」
エ「いつものライアンさんだった…。俺なら今年の目標は、料理のレパートリーを増やしたいのと創作料理考える事!将来自分の店持ちたいからな!」
ラ「エーデルハイドさんもまた美しい目標だね!りおんさんは目標あるのかい?」
り「続けられる職につく」
エ「え、今屋台やってんじゃん」
り「実は5回くらい屋台壊してるから続けられるかどうか不安あるんだよね」
チ「ああ…りおんさんらしいね…。ディストさんは目標あるの…?」
デ「……俺、うまく話せない…だから他の奴との、仲を悪くしていくばかり…。だから今年はもっと人と会話する…」
チ「うん、偉いね…」
エ「うう…さっきは悪かったよ…!ディストさん俺と会話して仲良くしていこうぜ!」(涙声で)
デ「あ、ああ…わかった…」(照れたように)
ラ「青春は美しいから仲良くするのはいい事だね!そうとなれば、石波さんの目標は?」
石「去年は外出が多かったからな…。去年より外に出ず、仕事と生活を充実させたい…」
ラ「ふふふ、その目標は素晴らしいが…僕が華麗に阻止しよう!」
エ「なにがなんでも外で遊ぼうぜ!」
り「陽の光を浴びよう」
デ「外まで引き摺れば早い」
チ「生活習慣病になって知らぬ間に鬱やストレスが」
石「貴方達なんで私の目標だけ阻止するんだ…!チルミオさんに関しては本当に子供の意見とは思えない…」
り「チルミオが一番大人だった…」(しみじみと)
チ「心配してるし…俺は…」
デ「チルミオ…優しい…」
石「じゃあ、チルミオの今年の目標聞いても?」
ラ「そういえばまだチルミオさんの目標聞いてないね!さあ僕に美しく清らかな目標を囁いて…」
エ「いやライアンさんだけじゃなく皆に教えろよ!」
チ「…目標、んー…辰ノ杜町の皆との思い出を…図書館にある沢山の本に負けないぐらい、沢山の思い出と光景を…作りたい…とか。……ぁ、な、なんかキザな事言ってごめん…!」(少し恥ずかし気に)
ラ「ぐずっ…チルミオざんんんん!素晴らしい!素晴らしい目標だよ!!」(号泣から感動)
エ「俺、それも目標にしたい!皆に俺の料理食べてもらって思い出作りたい!」
石「まあ…人の為に仕事してるわけだからな。クリエーターとしてはゲームに苦悩する光景は見たい思いはある…」
デ「チルミオ…、俺も皆と、思い出頑張る…」
チ「頑張ってディストさん…」
り「うん…なんというか、ファンタジックでよかったよね。人間よりも限りある仲間だからこそ思い出はより大事にしていきたいね…」
ラ「うんうん。じゃあお喋りはここまでにして、皆飲み物を持って乾杯しよう!」
石「なんて乾杯する?」
エ「俺達ファンタジックにしか通用しないあれにしようぜ!」
り「ああ、あれね」
デ「………………あ、あれか」
チ「せーのっで…」
エ「せーのっ!!」
全員「横町はいいぞーーー!!」
(…………その後、俺とエーデル以外…皆酔っぱらって…暴れたディストさんが屋台を破壊してりおんさんはまた仕事無くした……)
おしまい