1月28日収録生放送用声劇台本③
「信ずる者は救われる?」
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恵 秋彦 :秋
雁 白羽 :白
望月 六近:六
天都 夕鳴:夕
緑面 古金:古
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白「(お、拝み屋なんて、初めまして聞く所だけど、どんな所なんだろう…)ご、ごめんくださぁい…」
六「はーい!いらっしゃいませぇ! 今日はどういったご要件ですか~…ん?あー!秋彦くん!わ〜随分顔色が悪いねぇ、今日はどうしたの??」
秋「やぁ、六近ちゃん…夕鳴くんに用があってね…いるかな…?」 (とても具合が悪そう)
六「うん、いるよ〜!今呼んでくるね!」
秋「ウ゛…ゥゥン…。」
白「ぁ、だ、大丈夫…?」
秋「あぁ….、悪いね白羽。わざわざ付き添ってもらって…。」
白「いえ、僕は全然…大丈夫だよ。」
夕「おやおや、秋彦。私に用があるなんて珍しいですね、どうなさったんです?」
秋「あ、夕鳴くん…。君は病気が治せるって、聞いてね…それで、頼みに来たんだ…。」
夕「ええ、治せますよ。ですが、私を信仰するのが条件になります。どうぞ、ご存分に信仰なさって下さい。今ならもれなくご加護もつきまよ。まぁ、どうぞ。座って下さいな。」
白「(信じるだけで、病気を治せるなんてすごいなぁ…。それに比べて僕なんて…。)」
六「ん〜?おやや〜?君、何か悩み事でもあるのかな?」
白「い、いえ…!ぼぼっ僕は大丈夫です…っ!!(後になるつれ、小声になる)」
六「そう?何か悩みや不安があったら、僕がちょちょーいって治してあげるから何時でもおいで〜。」
白「は、はい…ありがとう、ございます…。」 (後になるつれ、小声になっていく)
秋「うぅん…信仰する……。信仰……生贄…。…心臓…?私の心臓を、君に、捧げればいいのか…?」 (だいぶまいっている)
白「ぇ…!??」
夕「ふふふ。心臓とも言わず、貴方の全てを私に委ねても良いのですよ。信ずるものは救われる。さぁ、何も考えず、信じ崇めて下さいな。」
白「…っ!!(ぇぇっ…!?)」(驚き、焦っている)
秋「うぅぅん…?」 (シワ顔)
六「わぁ。凄くお顔がシワシワになっちゃってる。たまに嘉宵くんがやってるお顔見たーい。」
夕「本当ですね。」 (楽しんでる)
古「ごめんください。」
六「あ、いらっしゃいませぇ!」
古「以前頂いたものと同じ胃薬がほしいのですが。」
六「はいはーい!今もってくるねぇ!」
古「まぁ、秋彦さんじゃないですか。隣にいる方は初めてお会いしますね。」
白「ぁ…こ、こんにちは…。白羽と言います。」
秋「ん?やぁ、古金くん…。」
古「こんにちは。具合が悪そうですね。」
秋「あぁ…、君も…?」
古「いや、俺の場合は店長がお腹を痛めて。」
秋「あの店長さんが…。(あの人がお腹を痛めるなんて、一体何を食べたんだ…)」
六「はーい!お待たせしました!」
古「あぁ、ありがとうございます。」
秋「--っ…。(急に目の前が、グラグラしてきた…。)ちょっと、おトイレ、借りてもいいかな…。」
夕「えぇ、構いませんよ。」
古「これお代です。それじゃ、秋彦さん白羽くんお大事に。」
秋「ッ…アァ…」
バターン(秋彦倒れる)
古「え!?」
白「あ、秋彦さん…っ!?」
六「わー!!大丈夫!?」
夕「おやまぁ…。」
《小一時間》
秋「っ……うぅん?。」
六「あ、起きたー?」
秋「んんっ?此処は?」 (周りをキョロキョロしている)
六「ここは、拝み屋の客間だよ。君、急に倒れちゃったんだよ〜バッターンって。」
秋「そうだったのか…迷惑をかけてしまったな…すまない。でも、助かったよ、ありがとう。」 (申し訳ない感情→優しげに)
六「どういたしまして~!あ、そうだ!寝てる時に、夕鳴ちゃんが能力使ってみたけど、どう?体の調子は?」
秋「…前より体が軽くなってる…!すごいな…!」
六「ふふーすごいでしょ〜!はいこれ!僕特製!薬膳粥だよ〜!これで、もっと良くなるよ〜!食べて食べて!」
秋「いい匂いだ…休ませて貰っているのに、すまないね…。ぁ、そういえば、私の隣にいた子は?」
六「あの子は下にいるよ〜!」
秋「そうか…。それじゃ、お粥いただきます…!」
モグモグ。ゴックン。
秋「ヴゥ…ッ。」
六「どうどう??美味しい?」
パタリ…(秋彦倒れる)
六「あれぇ!?上手く出来てたはずなんだけど…、秋彦くーん!!」(慌てている)
夕「ずいぶん賑やかですね。何をしているんです?私も混ぜて…おや?」
六「わぁー夕鳴ちゃーん!!」(慌てている)
白「(秋彦さん、大丈夫かなぁ…)」
おしまい