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32ec GARDENシナリオ 「時空戦艦クロノスブルー」

  • *休憩室にMHSPと羽毛症ワクチンの入っ

    *休憩室にMHSPと羽毛症ワクチンの入った救急箱
    *第二層侵入前に身体検査

    採血と魔素検査、身体スキャン。
    採血は注射機で血を抜き取る。魔素検査は舌に試験紙を貼り付ける。
    身体スキャンは専用の装置を瞳に合わせてから足もとまでスキャンする。

    *汚染度チェックを忘れずに


    魔獣生息域第三層

    時代は古代。
    石造りの美しい町並みに、水路が穏やかに流れている風景、
    薄衣をまとった若く美しい人物たちが浮かびあがっている。
    全てはホログラムであり、建物に入ったり、人物に話しかけることはできない。

    進入時、1d2+1の数の変異天獣が出現する。


    魔従生息域第四層

    時代は原初。
    天界と魔界の区別もまだついていないころ、さまざまな幻想生物たちが宙を漂っている。
    全てはホログラムであり、それらに触れることはできない。

    進入時、1d2+1の数の変異天獣が出現する。




    アイテム

    <羽毛症ワクチン>

    透明な液体の薬品。注射型の容器に入っている。
    使うと、羽毛症汚染度を0にリセットすることができる。


    <MHSP>

    マジックハイスピード。通称MHSP。
    ピンク色の液体薬品で、注射型の容器に入っている。
    使うことで、使用者の各ステータスを1d3上げる。

    また、気絶者に使うことで、1d6のHP回復を得て復活が可能。
    回復量が足りない場合二重使用が可能である。

    ただし、肉体の異常な活性化によるもののため、
    1回の使用のたびに、羽毛症汚染度+2される。

    <タイムカプセル>

    ポケットに入るほどの、小さな青いカプセル。
    セッション内で起きた任意の記憶をひとつ、保存しておくことができる。
    記憶は何回でも上書きが可能。


    エネミー情報

    変異天獣

    HP20 攻撃18 魔適5 耐久5 魔耐3 敏捷15

    【かぎづめ】
    攻撃力を半分にした二連続攻撃。

    【にらみ】
    1d100=<30で判定。対象の動きを1d3R止める。
    HPが半分以下の場合、成功値に+20してよい。

    【蒼への衝動】
    回避失敗時に発動。
    攻撃したPCの羽毛症汚染度を+1する。


    結合型変異天獣

    HP40 攻撃20 魔適5 耐久5 魔耐3 敏捷20

    【慟哭の爪痕】
     攻撃ポイントが8以上の場合、追加ダメージ+3する。

    【轟音】
     大きな口から凄まじい叫び声を発する。
     PCキャラ全員に1d100<=80の判定を強要し、失敗したキャラの動き1d3R止める。  
     一度使用したあとは3R経過しなければ使えない。

    【天の導き】
     異形の者の力。
     天界より光の柱を呼び寄せ、浴びた者に+2の羽毛症汚染を加える。


    崩壊時イーラ

    崩れた立体道路、破壊されたビル群、逃げ惑う人々の悲鳴。
    地面には、腐臭をはなつ変異した大量の羽毛と、肉片が転がっています。
    上空にはヘリコプターが飛び交い、緊急事態を知らせるサイレンが鳴り響いています。

    探索者たちが状況を飲み込もうとあたりを見回すと、
    崩れ落ちた立体道路の影から、羽毛の生えた人型の怪物が襲いかかります。

     ⇒【変異天獣】一体と戦闘

    戦闘が終わると、探索者の上空から梯子が下りてきて、
    拡声器を持って叫ぶシドの声が聞こえてきます。

    「すまん、迎えが遅くなった!早く乗りこめ!」

    その時同時に、<リジェネレーターから接触を受けた探索者>の頭の中に、声が響きます。

    ──こっちにきて、早く──

    探索者に襲い来る激しい頭痛。その痛みとともに、失われた記憶が、一瞬のうちに蘇ります。
    それは走馬灯のように探索者の頭の中を駆け巡り、声はいっそう強く響きます。

    ──助けて、お願い──

    それは、あなたの大切な人の声。
    あなたにはそう聞こえたことでしょう。
    あるいは、知らないのに、どうしようもなく懐かしい声。
    響く声と蘇る記憶は、あなたの感情を直接ゆさぶります。

    しかし、頭痛がやむと、その記憶はおぼろげに消えてしまいました。
    声はまだ響いています。

    ──ここにきて、お願い──

    どうやら声がする方向は、遠くに見える大きなドーム型の建物・・・リジェネレーターから届いているようです。

    「なにしてる、早く乗りこめ!」

    シドの拡声器の声が響きます。
    探索者は、声を無視して、船に乗り込むこともできます。

    船に乗り込む ⇒【魔獣生息域第四層】の項目へ
    リジェネレーターの方向に行く選択をした場合 ⇒ 下記イベントへ


    探索者がリジェネレーターの方向に踏み出すと、乗り捨てられた車が目に入ります。
    (こちらへ向かう探索者が1~2人の場合バイク)

    バイクや車に乗れば、変異天獣との遭遇を回避できます。
    乗らない場合、変異天獣1体と再び戦闘になります。

    車やバイクで道を突っ切る、
    大きなドーム型の建物、リジェネレーターは、四方をフェンスで囲まれています。
    乗り越えるか壊すなどすると中にはいれます。 

    建物の扉は頑丈で、扉は電子ロックがかかっていますが、探索者が手を触れると、
    まるで内部へと導くように扉は開きます。
    中は長い長い白いらせん階段が地下に続いています。

    らせん階段を降りきると、四方を白い壁にかこまれた部屋にたどりつきます。
    部屋の中央には光の柱があり、
    ・・・その前に、灰色のスーツを着た小柄な銀髪の男性が倒れています。

    探索者はその男性の顔を見ることで、男性がこの時間軸のシドだということがわかります。
    シドは口を薄く開け、まぶたをかたく閉じており、ぴくりとも動きません。

    *応急処置やヒーリングなどを使っても、目を覚ますことはありません。
     どうやら意識を丸ごと、どこかへ持っていかれているようです。

    その時、中央の光の柱からまばゆい閃光が放たれます。
    探索者たちはその光に包まれ、視界を奪われます。

    ──そして、襲い来る激しい頭痛。
    探索者たちの頭の中に、失った記憶が波のように押し寄せてきます。
    それは走馬灯のように探索者たちの頭の中を駆け巡り、
    探索者たちの感情を直接揺さぶります。

    同時に、滅んでいく都市の光景が見え、泣き叫ぶ人々の悲鳴が耳元で響きます。

    ──あなたの望むものは、なに?──

    頭の中に直接響いてくるその声は、ひどく懐かしいものです。
    機械の心が問いかける、滅びゆく都市の人々の望み。

    探索者たちは、蘇る記憶と揺さぶられる感情、滅びゆく都市を目の当たりにしながら、
    たった一つの自分の望みを、胸に秘めてください。


     探索者の望みが「破壊」を望むものだった場合⇒エンディング2へ
     探索者の望みが「再生」
     =どこかへ帰りたい、誰かを救いたいなどの願いだった場合⇒エンディング3へ


    エンディング3

    探索者たちが目を覚ますと、そこは空いたオフィスの一室。
    窓からは近未来的な高層ビル群が覗き、ずいぶんと発達した都市だとわかります。

    並べられているはずのデスクや椅子の類はすべて片づけられていて、がらんとした空間です。
    探索者の足と腕には特殊な拘束具がついており、身動きがとれません。

    身に覚えの無い事態に探索者たちが困惑していると、
    ヒールをカツカツと鳴らして、通路から黒髪の女性がやってきます。

    「さて、事情聴取の時間です。
     あなたたち、なぜあんなところにいたんですか?理由をお聞かせ願います。

     何処って──リジェネレーターの内部です!関係者でも立ち入りは禁止されているのに。
     その上、全員身元不明です。怪しすぎます」

    イラリオンがいる場合
    「約一名、非常に見覚えのあるお顔の方がいらっしゃいますが……
     ああやだ、私そういうの信じないんです」

    「スキャンは通したの?」

    のろのろと、通路のほうから金髪の男性が現れます。探索者たちには見覚えがあるでしょう、アーノルドです。
    ただ今は灰色の制服を上下着ていて、年も幾分か若く見えますね。

    アーノルドは探索者たちと目が合うと、
    黒髪の女性に気付かれないように人差し指を一本立て、しー、と口元にやりました。

    「通しました。その結果をそのまま信じるなら──
     ほかの時空から、あの空間へぱっと現れた、ということになります。ありえません」

    黒髪の女性は憤慨している様子で、
    詰め寄られたアーノルドは困ったように頭をかいています。

    と、その時です。
    通路のほうから激しい銃声とともに、叫び声が聞こえてきます。

    「ひいいいい、ば、化けて出たぁ!?」

    「副指揮!生きてらっしゃると思ってました!」

    「ふざけるな、捕まえろ!そいつら全員国家テロリスト犯だ、あいつらもグルだ!」


    一番威勢のいい制服の隊員だったでしょうか、その人はこの部屋に現われたかと思うと、
    アーノルドのみぞおちへの一蹴りで、床に伸びてしまいました。

    「ちょっ!?アーノルドさん、なにを──」

    「さて、おれは一足先に行くとするかね。君たちもちゃんと帰ってくるんだよ」

    そういうとアーノルドは探索者たちにウィンクをし、手元にかくしていたスイッチを押すと──
    探索者たちの拘束具は解かれました。
    アーノルドは通路のほうに加勢しにいったようです。

    通路のほうからは激しくなる銃声。
    腕に付いたマシンガン、そして左手もう一丁に構えてそこにいたのは、
    クロノスブルーの司令官である、シドでした。
    シドは探索者たちの姿を認めると、こう叫びます。

    「よぉ、おめーら、聞こえるか!?
     ここは崩壊を免れたイーラだ!・・・お前たちが守ったイーラなんだよ!」

    心底うれしい、といった声色です。
    どうやら銃声は威嚇射撃であったようで、血は流れていませんね。
    ただ、シドとアーノルドの体術でやられたようで、何人もの隊員が床に伸びています。

    「なっ……!?副指揮!?あなた5年も前に殉職したはずじゃ」

    「よお、チヨリ!飲み込みが遅いぜ。テメェこっちでもあっちでもトロいな!」

    シドが困惑する黒髪の女性に向かってそう叫ぶと、
    通路の窓ガラスがすごい勢いで割れ、ぬっと青い翼が顔を出します。

    時空戦艦クロノスブルーです。どうやら建物に直接乗り付けたようです。
    クロノスブルーから黒髪の女性が顔を出します。

    「お言葉ですが司令官、時間どおり動いてもらえないと困ります」

    「悪いな、気がはやっちまってよ。 ・・・よし、てめぇら。ずらかるぞ!」

    「わ、わたしが、二人・・・!!!?」


    黒髪の女性はへたり、とその場に崩れ落ちてしまいます。
    通路の両側から押し寄せる隊員たち。
    オフィス内にはサイレンが鳴り響き、クロノスブルーもそう長く乗りつけることはできないでしょう。
    探索者たちに選択の余地はありません。
    シドが入口から手をさしのべます。急いで乗り込んでください。

    「私、今日で、辞表、出します・・・」

    黒髪の女性は一人、力なくそう呟いていました。


    さて、無事クロノスブルーへ乗り込むことができた探索者たち。
    シドはみなさんをコックピットへ案内します。
    コックピットのパネルには、
    行先が表示されており、それを指さすと、シドは言います。

    「これから、お前たちの世界へつながるひずみへ直行する」

    ──そこへ行くには、魔獣生息域第四層まで潜るのが条件であったはず。
    戸惑いを見せる探索者たちに、シドは語ります。

    「騙すような形になって悪いが……あれはお前たちをここへ留まらせて、
     リジェネレーターからの干渉をさせるための方便だったんだ。

     ──俺たちは何度も、イーラの崩壊を止めようとした。
     でも、駄目だった。あの崩壊を止めるには、どこの時間軸とも関係がない、
     完全な"イレギュラー"が必要だったんだ。
     お前たちが現れることはあらかじめ予知していてな。
     俺もリジェネレーターと意識を通じ合わせて長い。そんなこともできるってわけだ。

     そして、お前たちは俺たちの期待通り・・・イーラの崩壊を止めてくれた。
     それが数あるパラレルワールドのひとつとはいえ、俺たちにとってはこの上ない成果だ。

     本当に感謝しているよ。改めて礼をいう。ありがとうな」

    シドはそう言うと、目を細めて穏やかにほほ笑みました。
    その表情には余りある感謝の意がこめられていることがわかります。

    「さて、もう2分もすればひずみへたどりつく。短い間だったけど、達者でな」

    シドはそう言うと、探索者それぞれの手に、小さな丸いカプセルを手渡します。

    「これは手土産だ。いつか役に立つときが来るだろう。大事にしろよ」

    探索者たちがそのカプセルを受け取ると、機体はゴゴン……という音を立て着陸し、
    『可視型不定時空領域B-382、目的地へ到着しました』とオペレートが到着を告げます。

    「さて、お別れだ。外まで見送るよ。気をつけて帰れよ」

    シドは、出入り口を開けると、探索者たちを外へ案内します。
    ほかの乗組員たちも、見送りに出てくれるようで、一緒に外に出ていきます。

    「じゃあ、またね。いつでも待ってるから」

    「アホか、おっさん。
     またがあったらたまったもんじゃねえだろ、こいつらからしてみたら」

    「だって、みんながいる間は楽だったんだもん」

    「明日からまた激務だ。気合入れておけよ」

    「あーあ」


    やる気がなさそうにうなだれるアーノルドをシドがどつくと、
    隊員たちは笑いをこぼして、探索者たちへ見送りの敬礼をしてくれます。

    「時空監査機関クロノスブルー一同、みなさんの無事をお祈りします」

    「最後に、心からの感謝を込めて。──本当に、ありがとう!」

    元の世界へとつながるひずみは探索者たちの目の前に浮かんでいます。
    ここをくぐれば、もとの世界へ帰ることができるでしょう。

    ひずみをくぐると、最初に<青い渦>と対面したあの森へたどりつきます。
    探索者たちはそこであった、全ての記憶を失っていることでしょう。

    おめでとうございます。シナリオクリアです。


    エンディング2

    探索者たちが目を覚ますと、そこはクロノスブルーの館内でした。
    しかし、様子がおかしいのです。機体は激しく揺れ、パネルはすべて赤く点滅し、
    緊急を知らせるサイレンが艦内に響いています。

    他の船員の姿は見当たりません。
    探索者たちが状況を飲み込もうとあたりを見回すと、
    コックピットの扉が開けっ放しになっていることに気付きます。

    コックピットには一人、シドが立っていました。
    表情は険しく、ですが静かな声で、シドは語ります。

    「……他の乗組員たちは、全員元の時間軸へ帰った。
           安心しろ、お前たちも無事に元の世界へ帰す」

    その時、オペレートがこう告げます。

    『緊急事態発生。あらゆる時間軸に致命的な異常が出現しました。
     原因は何者かによる、予測できない異常な時空干渉によるもの。
     正常な時間軸を保つために、この機体はあと60秒で消滅します』

    シドの小さな舌打ちが聞こえたかもしれません。
    彼は探索者のほうへ振り返ると、静かな声で語ります。

    「……そういうわけだ。この機体はまもなく消滅する……
     あと20秒もすればお前たちは元の世界へ戻れるだろう。短い間だったが、達者でな」

    シドがそうほほ笑んだとき、彼の体は透けていて、
    すでに彼はホログラムと化して消えていく直前だということがわかります──

    そして、機体は再び激しく揺れ、まばゆい閃光が探索者たちを包みます。
    探索者たちが再び視界を取り戻したとき・・・

    そこは、<青い渦>と対面した森の中でした。
    探索者たちは、そこであったすべての記憶を失っています・・・

    おめでとうございます、シナリオクリアです。


    エンディング1

    魔獣殲滅を完了し、クロノスブルー艦内へと戻ってきた探索者たち。
    シドは探索者たちを笑顔で出迎えると、探索者たちをコックピットへ案内してくれます。

    「御苦労だったな、お前たち。
     もうすぐお前たち世界へつながるひずみへ到着する。短い間だったが、達者でな」

    シドはそういうと、ポケットから人数分の青い小さなカプセルを取り出し、
    探索者たちの手に渡してくれます。

    「これは手土産だ。いつか役に立つ頃がくるだろう。持って行け。大事にしろよ」


    探索者たちがそのカプセルを受け取ると、機体はゴゴン……という音を立て着陸し、
    『可視型不定時空領域B-382、目的地へ到着しました』とオペレートが到着を告げます。

    「さて、お別れだ。外まで見送るよ。気をつけて帰れよ」

    シドは、出入り口を開けると、探索者たちを外へ案内します。
    ほかの乗組員たちも、見送りに出てくれるようで、一緒に外に出ていきます。

    「じゃあ、またね。いつでも待ってるから」

    「アホか、おっさん。
     またがあったらたまったもんじゃねえだろ、こいつらからしてみたら」

    「だって、みんながいる間は楽だったんだもん」

    「明日からまた激務だ。気合入れておけよ」

    「あーあ」


    やる気がなさそうにうなだれるアーノルドをシドがどつくと、
    隊員たちは笑いをこぼして、探索者たちへ見送りの敬礼をしてくれます。

    「時空監査機関クロノスブルー一同、みなさんの無事をお祈りします」

    元の世界へとつながるひずみは探索者たちの目の前に浮かんでいます。
    ここをくぐれば、もとの世界へ帰ることができるでしょう。

    ひずみをくぐると、最初に<青い渦>と対面したあの森へたどりつきます。
    探索者たちはそこであった、全ての記憶を失っていることでしょう。

    おめでとうございます。シナリオクリアです。


    【NPC情報】
    シド・レスポール

    ステータス
    (HP/40 攻撃/30 魔適/5 耐久/6 魔耐/9 敏捷/30)

    <固有武器>
    魔導式マシンガン「フェンリル」(固定ダメージ+5)

    <固有スキル>

    【高速移動】
     自身がイニシアチブ1位のとき、二回行動ができる。

    【連続射撃・改】
     2d4の回数だけ射撃が可能。
      
    【LEVEL3】
     魔素により改造された体は驚異的な治癒力を持つ。
     HPが0以下になると発動。HPを半分にしての復活が可能。
     その際青血症の興奮作用により、攻撃値が+5される。
     ただし、羽毛症汚染度+2されての復活となる。

    *シドに対して戦闘行動を行うと戦闘となります。
    *その他、全滅の危機や行き詰ったときに戦闘に乱入させてください。
     最初から戦闘に同行することはできません。
     

    <備考>

    時空監査機関クロノスブルー総司令官。
    非常に小柄で、女性と見間違うような端正な顔立ちをしているが、
    声を聞けば彼が成人男性だということがわかるだろう。

    右手は改造マシンガンと結合しており、
    また眼帯をした左目には羽毛症による変異が見られる。

    基本的にはクールな性格をしているが、
    男気にあふれ世話好き、少しのやんちゃさも垣間見える。

    一人称は俺、口調は ~ぜ ~だ ~じゃねえ など。
    論調は真面目ですが、砕けた口調でしゃべります。


    好感度情報

    シドの前で戦闘が不安だ、というようなことを伝えると、
    装備品を二つ貸してくれます。
    シドにきちんと返すか、自動的にNPCに返還されるため、持ち帰ることはできません。

    「GEAR-Ⅱ knuckle」
      装備アイテム。
      金属製の部品がついた、イケてる感じのナックル。
      装備している間、攻撃力が+3上がる

    「GEAR-Ⅱ Guard」
      装備アイテム。金属製の板がついた、イケてる感じのガード。
      装備している間、耐久力が+3上がる。


    また、シドと仲良くなると、
    「動力部」「プライベートルーム」へ案内してくれます。

    【プライベートルーム】

    「俺様のプライベートルームだ。ありていに言えば、自室だな」

    シドのいわゆる自室です。
    内装は簡素ですが、ふかふかのベットの周りには、
    ゲームセンターにありそうなぬいぐるみがたくさんおいてあります。

    また、部屋の片隅には、
    大型の蒼いバイクが飾ってあります。
    たいそう大事に乗られていたようで、状態はよく、ぴかぴかに磨かれています。

    バイクをよくほめたり、乗りたい、といったことを口にすれば、
    シドが期限をよくして、バイクを譲ってくれます。

    「片腕がこんなふうになっちまってから、すっかり乗ってなくてな。
     また走れる相棒ができるなら、こいつも本望だろうさ」

    入手アイテム:「GEAR-Ⅱ AXEL JETBLUE」

    青い車体の、イケてる感じのバイク。
    かなり大型で、二人乗りも快適。
    落ち込んだとき、誰かと会いたいとき、とにかくぶっ飛ばしたいとき、
    この相棒とともに感じる風は、きっと心地の良いものだろう。


    【動力部】

    壁に溶け込む形で設置された装置に、(通常の探索では見つけることが出来ない)
    シドがカードキーを通すと、隠し扉が上にスライドして開き、動力部に案内されます。

    動力部は狭く、さまざまなパイプや機械がひしめきあっています。
    その中央には、小さなドーム型の装置があることに気付きます。

    シドは、これが「リジェネレーター」であると説明してくれます。

    ぼうっと淡く美しい光を放つそれを見つめていると、
    探索者たちの頭に鈍い痛みと電撃のようなものがはしります。

    そして、目の前に浮かんだ光景は、あなたが「箱庭」へ飛ばされる直前の記憶。
    あなたはそれを他人事のように感じます。そこにいるのは自分なのに、自分のことだと認識できない。

    探索者たちは「情報」として、「記憶を失い、箱庭へ飛ばされる直前の記憶」を得ます。
    あくまで情報としてなので、記憶報酬には数えられません。

    ただし、RP次第で、記憶報酬として得ることも可能です。
    その場合、EDで得られる記憶とどちらかを選択してください。



    ▽クリア報酬
    ステータス成長8pt 自身の「危機」に関する記憶

    稀少報酬
    エンディング1でクリアした場合「加速装置」
    エンディング2でクリアした場合「破壊の衝動」
    エンディング3でクリアした場合「再生の意思」

    「加速装置」
    人体に装着できる、特殊な改造チップ。
    装備している間、
    すべてのスキル成功値に+10%の修正がつく。

    「破壊の衝動」
    装備アイテム。
    破壊を願った者へ贈られた、魔法都市の記憶の欠片。
    内に眠る破壊の記憶を呼び覚まし、
    攻撃毎に+1d5のボーナスダメージを得る。
    ただし、戦闘開始時に自身に必ず1d5のダメージを受ける。

    「再生の意思」
    装備アイテム。
    再生を願ったものへ贈られた、魔法都市の記憶の欠片。
    内に眠る再生の記憶を呼び覚まし、
    戦闘不能に陥った際、一度だけHPを全快し復活できる。
    1セッションに1度だけ発動する。


    ▽GM報酬
    ステータス成長5pt 任意のキャラの固有スキル追加
    03/04/15 32ec
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