デニーズは幸せの象徴みたいなものでそれでもわたしは、
壊れきっていると分かってたそもそも最初から存在しなかった父と娘という関係をどうにか修復しようとしていた、のかも。
制服はフリフリで子供はおもちゃをねだっていてわたしは味のしないデビルズブラウニーサンデーを口に運ぶ作業をもくもくとこなしていた。
父親はコーヒーをおかわりして、どんな顔だったかなあ、あまり思い出せないけど苦々しいような照れくさいような感じでわたしを見ていた。
お母さんによく似ているね。とかなんとか言ったかもしれない。
意味の無い時間だった。
なにも変わらなかった。
でも絶対に必要な時間だった。