服は圧縮袋につめて、薬や化粧品はジップロックにいれて整理する。中身が見えれば取り出す時に無駄がない。ガムテープとビニール袋と眼鏡はリュックの左右についているポケットへ。ノートに、最終的になにをいれたかをリストアップする。要らないものをいれていないかチェックするのと、忘れたものがないかどうか。カメラはひとつ減らして、フィルムのと普通のデジカメにした。こうすればポーチひとつに収まるし、小さいから盗難の心配も少し減る。服も何枚か減らした。必要になったら現地で買えばいい。PCと薬、パスポートと現金さえきちんともってればあとは全部向こうで買える。
荷物を多めに見積もって、あとで見直したら、大分軽くなった。一ヶ月も旅行するのだから荷物は少ないに越した事はない。もともと重い物を持ち歩くのは好きではないし体力にも限界がある。ただでさえ、出発前の一週間、準備に追われ疲労を蓄積し、高熱を伴う風邪でダウンしていたのだから、気をつけなければいけない。身体が一番大事なものなんだ、ということを強く実感した。普段の生活でおざなりにしがちだった自分自身。この旅行がからだに気をつける、ということを見直す良い機会になりそうだ。
カードがどの程度使えるかわからないし向こうでお金をおろせるかわからないので、殆ど現金で持っていって(現地通貨ではなく米ドルで)封筒やなんかに小さくしていれて、ガムテープで服の裏側に貼付けたりブーツにいれたり下着の間に挟み込んだりして持ち歩く事にした。現金を持ち歩く事はこわいが、その現金が尽きたら旅行終了、という決まりにしても面白いかなと思ったのでそうすることにした。12万円持っていく。まあ南米だし、一ヶ月は余裕だろう。宿代が安いし、そもそもの物価が安い。ただ移動費は結構かかる(都市間を移動する飛行機が片道1万を下ることはない。)おみやげかったり、服を買ったり、遺跡に入ったり・・・なんだかんだ結構使ってしまうと思う。資金計画はきちんとしていきたい。足りなくなったら帰国します。
写真を撮ったり物を書いたり、宿で知り合ったひとと色んな話をしたり・・・時間があっという間に過ぎていくのか、案外全然おもしろくなかったりして、ずっと部屋にこもってぼーっとしているのか。時間が足りないなあと思うくらい楽しんで友達もたくさんできて帰りたくない!なんて思ったりするのか。たぶん、なにが起こるかわからない感が楽しいんだろうなあ、旅行というやつは。
ヨーロッパは何カ国か旅行していて、イギリスは住んでいたのでロンドンはもちろん、南部のカンタベリーとかブライトン、コッツウォルズはレンタカーで行ったり。イギリスは結構安全なので色々行けて面白い。パリは思ったより普通の街だったなあという感じ。パンは美味しかったし、フランス語は素敵な響きで、エッフェル塔のてっぺんはものすごく寒かった。スペインはダリ美術館が楽しくて、バルでお酒を飲むのが楽しくて、いいところだった。街並も綺麗。バルセロナは見るところが沢山あったし、マドリッドとかは行けなかったのでまた行きたい。ポーランドは友達の家に遊びに行ってお母さんの手料理を食べられたのが面白かった。寒過ぎてお腹壊して2日間は寝てたけど。トルコはツアーで行ったので何も考えずに色んなとこに連れて行ってもらえて楽だった。でも高校生で、ぼんやりした時間のなかにいたので多分いま行った方が楽しめるんだろうなと思う。また訪れたい国や行ってみたい国がたくさんあって時間もお金も足りない。
体調と安全に気をつける事。ご飯をたくさん食べてたくさん眠る事。無理なスケジュールを組まない。時間だけはたっぷりあるのだから。