あいもかわらず溜め込んでは爆発しそうになって逃げ出す、そんな生活しかできません。
もうずーっと東京いやだなあ、でもやりたいことがあるから仕方なくいよう、そう思いながら4年。
結局いつまでいるんだろう。もう辛い。
バリ島に日本人の大富豪がいて、って話は以前本で読んで知ってたんだけど3月中旬のある日「俺そのひとに会ったよ」と知り合いが教えてくれて、かつそのひと(仮に田中さんとして)を慕う懇親会みたいなのがあるよってことで連れてってもらうことになった。
その田中さんにまつわる話を色々と聞いてるうちに、面白そうだなー会いたいなーと思って、懇親会に参加する前日にバリ行きの航空券を購入。バリに行くことに決めた。
中島らもの「水に似た感情」という小説の舞台にもなっているバリ。去年の夏、タイから行こうと思って行かなかったバリ。ついに行くことになった。なにがあるんだろう。なんでもいい。東京以外ならどこでもいい。
21日に発表会があってそれが終わった途端に羽田に向かわなくてはならなかったので、尋常ではないスケジューリングで日々を過ごした。練習して荷造りして仕事行って、発表会の当日は踊り終わってすぐに電車。空港。気づいたら飛行機の中。あっという間のクアラルンプール。4時間の待ち時間で再びフライト。寝て起きたらそこはデンパサール。
途方もない田舎にある田中さんの家がある村に行くため、とりあえずタクシーに乗る。4時間乗って7500円。本当はホテルに送迎頼んでたのに来なくてぼけーっとしてたら、運ちゃんが声かけて来たので事情を説明、もう疲れたからタクシーでいっか。とりあえず寝たい。そんな思いでバリの街並みを眺めていた。川や海や田園、ああバリに来たんだなあ。
で、ホテルについてiPadをネットに繋げると田中さんから連絡がきていた。とりあえず家おいでーと。
実は田中さんに会うには通常、田中さんちに遊びに行くツアーに参加するか、もしくはツアーの事務局を通さなければいけないのであった。ただそんなもんめんどくせえわと思ったので、ご本人に直接メールをして行ってもいいですか?と聞いたのだ。渡航前日に。だから会えるかどうかは完全に運まかせであった。
ホテルからタクシーで田中さんの超豪華なお屋敷に向かう。その村の人間なら誰でも田中さんのことを知っており、彼の名前を出した途端にものすごい丁寧に対応してくれるようになる。すげえぜ田中さん。
自動で空く門なんて生まれて初めて見たし、お屋敷の中に入ったら田中さんとそのご友人がご飯を食べていたので一緒に食べさせてもらった。で、部屋なんていっぱいあるんだから家泊まれ、と滞在中お世話になることになった。実際わたし以外にも10人くらいの日本人が常に宿泊しており、自由に過ごしているようだ。スケールが違いすぎる。無茶苦茶ゆったりした作りの豪邸のリビングで、何も言わなくてもお茶やごはんがぼんぼんでてくるし、なんかもう夢を見ているかのようです。
それで朝まで10人くらいでしゃべり倒して、明け方にラーメンと牛丼を食べながらホラー映画を見て倒れるように眠りました。
次の日。
ホテルに荷物を起きっぱなしだったので買い物がてら、田中さんの車に乗ってチェックアウトの手続きをしにいった。荷物を回収し、村のスーパーマーケットで買い物。服とか安い。で、二階にあるゲームセンターに行き、田中さんに山ほどゲームコインを渡されてみんなで遊んだ。ゲーム機から得点に応じてチケットがでてくる仕組みになっており、チケットと景品が交換できるようだ。ダンレボやったりパンチングゲームやったりして汗だくになった。バリにいるのに日本とやってることが変わらない気がした。
とりあえず28日までいる予定。すげえ面白い。
やっぱもう東京やだなあ。でもとりたい資格があるからそれだけとろうかなという感じ。