AppleがIcahnの言うとおりにしたら、それは一つの前例を作ることになる。富裕なテクノロジ企業が行う大規模な買い戻しと配当計画ですら、企業の側から見るとリスク要因とみなされる。たとえばMicrosoftも、やはりValueActという活動的な投資家に同様の迫られ方をしている。この投資家はMicrosoftの株の0.8%を握って同社の取締役の地位と、おそらく、これまでよりも大きな株主還元を求めている。Googleには数百億ドルのキャッシュがあり、CiscoもOracleも、そしてFacebookさえも、このまま行けば今のAppleの同類になる。
手短に言えば、テクノロジ企業が大量の余剰キャッシュを抱え、それを攻撃や防御の武器として自由に利用する時代は、終わりつつある。Appleはわずか2年あまりでキャッシュポジションが1466億ドルから35億ドルに下がるかもしれない。それでどんなバランスシートになるか、見ものだ。
1500億ドルの株式買い戻しを迫られたApple, 株主還元を渋る金持ち企業はもう古い? | TechCrunch Japan http://jp.techcrunch.com/2013/10/02/20131001icahns-150b-apple-gambit-could-transform-the-management-of-cash-rich-tech-giants/