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同社の当期純利益が経常利益より極端に悪いので大きな特別損失でもあるのかと直近決算短信のPLを読み返したところ小数株主利益で6億円控除されていました。これで閃きました。私が勤務する会社で数年前、タイに現地法人を設立しようとしたとき金融・不動産・建設の業種はローカル資本を51%以上入れないと設立できないのです。話は飛びますがその現地法人を連結決算するときは持分法適用会社なら、自社の持分比率で利益を按分して営業外収支に反映させればよいのですが、小数株主持分という科目計上を使う場合は自社の出資比率に関係なく対象会社の営業利益、経常利益を親会社と合算しておき、当期純利益の手前で小数株主持分という科目を使って他の株主分の利益を控除するのです。結果的に、今回のような営業利益や経常利益が過大に見えてしまうことがあり、粉飾決算ではないのですが、投資家泣かせの誤解を生んでしまうことがあります。なので、今回のケースでは経常利益×0.6=当期純利益は使えないのではないかと思います。しかし、この会社の事業の成長性は十分あると思います。