メモ by ドイツ銀村木(←昨年から赤丸上昇中の有望株)
Apple Payの衝撃:銀行業界の手数料源への浸食
「おサイフケータイ」としてモバイル決済が普及した日本ではApple Payに特段の目新しさはないが、 米国では小口決済の相当部分をクレジットカードとデビットカードが占め、小売店から徴収する加盟店手数料がカード決済会社や銀行の重要な手数料源
Apple Payは、金融機関の手数料源にIT企業が進出を表明したというインパクトがある。Googleが出資するP2Pレンディング大手は、銀行のクレジットカードローン顧客を奪っている(上場で資本調達を予定)。
JPMorgan ChaseのDimon CEOは、シリコンバレーの企業が銀行のランチを狙っているとして、AppleやGoogleが決済分野で脅威になると言う。
Apple陣営に手数料が完全流出することを恐れたカード決済会社や大手銀行は、Apple Payへの参加を表明したが、金融セクターが独占していた加盟店手数料の一部はAppleに移転するという点で、Dimon CEOは悪影響を否定しなかった。
IT企業と金融機関の静かな戦いが始まっている。
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