円高ドル安の進行がなければ、13年度の経常利益は07年度にほぼ肩を並べていた計算だ。
伊藤氏は「これまでの円高進行によって、為替換算調整勘定が目減りしていた」点にも着目する。同勘定は海外子会社などの財務諸表を為替換算する際に発生する差額のことで、バランスシートでは純資産の項目として計上。このため、円高になると純資産には毀損が生じるわけだ。逆に、円安に転じれば株価純資産倍率(PBR)の低下につながり、株価の割安感が高まる可能性もある。
日本株は本当に割安と言えるのか(東洋経済オンライン) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20130103-00012370-toyo-column