11月26日収録生放送用声劇台本①
「ドタバタはろういんパーティー」
台本作成:花琳(@sekhmet_karin)
チ「翔殿、日本には、はろういん、を楽しむ人々が増えているらしいですぞ」
翔「ハロウィン、ですよチーリンさん。」
チ「はろ…ういん。」
マ「ハロウィン。」
チ「分かれば言えなくてもいいのではないですかな?」
マ「これだからジジイは」
翔「まぁまぁ、マルキオさん笑笑 で?ハロウィンがどうしたんです?」
チ「仮装、をすると聞いたので一つやってみようと思いましてなぁ」
翔「チーリンさんが仮装を??」
チ「みんなで、に決まっておるではないですか」
マ「俺もか!?やらねぇぞ」
チ「はっはっは、そう言うとおもって一番簡単な仮装を考えておきましたぞ」
マ「嫌な予感しかしねぇな」
翔「同感ですね笑」
チ「酷いですなぁ、マルキオ殿にはとっておき、狼男を用意したというに」
翔「ははぁー、このなにやらモコモコしたのを尻尾に巻き付けるわけですね」
チ「さすが、翔殿は話が分かりますなぁ」
マ「…お前らは何やるんだ?てか尻尾に包帯絡まってんだけど」
チ「その包帯は尻尾でなくて頭に巻くんですぞ」
翔「狼男にミイラ要素がはいってるんですねぇ」
マ「なんでもありだな」
チ「翔殿には吸血鬼を」
翔「またベタな…でも蹄はどうするんです?」
チ「それなら麒麟はいかがですかな?」
翔「あなたの仮装を!?」
チ「蹄が活かせますぞ」
翔「それはまぁ…そうですがその仮装誰も分からないでしょうから吸血鬼でいいです…貴方は?」
チ「キョンシーに扮してみようと思っておるところでしてな」
マ「なんだそりゃ」
翔「中国版の死体妖怪ですね」
チ「まさに」(満足げに)
マ「どうせ自分たちのも用意してんだろ」
チ「よくわかりますなぁ!!準備万端ですぞ」
翔「うわぁ…これは…キバもあるんですね、血糊も」
チ「そこで相談が」
マ「今度はなんだよ」
チ「キョンシーの被り物が角が邪魔で被れないので手伝ってほしいんですなぁ」
翔「…まったく貴方って人は…普通そこまで考えて仮装選びますよ?」
マ「勝手にやってろ、俺は尻尾と格闘すんのに忙しいからな」
翔「結構乗り気ですねマルキオさん笑」
マ「翔、お前が一番楽なんだからチーリン手伝ってやれ」
翔「はいはい、かしこまりました」
≪いち早く仮装を終えた翔、チーリンの仮装を手伝う≫
チ「戴冠式さながらだと思いませんかな?」
翔「言われてみればそうですね…って感心してる場合じゃなくてですね、角通す穴も作ってないなんて思いませんでしたよ!?」
チ「翔殿は裁縫もできるんですなぁ、いやぁさすが」
翔「貴方本職なんだから確実に私より上手いはずですよね!?」
チ「はっはっは、バレましたかな」
翔「まったくもう…はい、かぶれましたよ。あとは自分で調節できますね?」
チ「なかなかいい具合ですぞ」
マ「おー出来たか」
翔「マルキオさんサイズの狼男いたらたまりませんね」
チ「なかなか恐ろしい出来栄え。はっはっは、愉快愉快」
マ「それ褒めてんのか!?」
翔「似合ってますよ笑笑」
マ「ほんとか??バカにしてねぇか?!」
翔「まさか。全員着替え終わったわけですが仮装したら次はなんです?」
チ「ちゃんと調べておりますぞ!えー……仮装をした子供たちは近所の家を訪れてお菓子をもらい、楽しむ」
マ「子供ぉ!?」
翔「私たちは仮装の対象ではないのではありませんかチーリンさん」
チ「近年は大人もファンタジックも仮装を楽しむ、と聞いたような…」
翔「あやふやですね…」
マ「どうすんだこれ」
チ「記念に写真でも撮って内輪で宴としましょうぞ」
≪ドタバタな内輪だけのハロウィンパーティー(?)は賑やかに過ぎて行きました。
そして、ひと月がたった今日≫
翔「ハロウィンのこともありましたしどうせまたクリスマスだのと言い出しそうだと思いませんか」
≪翔、マルキオ、写真を見ている≫
マ「そうだなぁ…チーリンなら言い出しかねないな」
翔「振り回されてばかりな気がしますね」
マ「ん。いや、俺はおまえほど振り回されてねぇから。」
翔「終わってみると良い思い出ですから、まぁ笑笑」
マ「ふん、物好きだな」
チ「お二人ともここにおられましたか!いや〜〜いいことをお客様から聞きましてな?くりすます、という華やかな行事が」
マ「来たぞ」
翔「言ったそばからですね」
チ「??ご存知でしたかな?ならば話は早い、翔殿、けぇきとやらを食べてみたいのですが作れますかな?」
翔「やれやれ」
おわり