名乗る時に使う口上です。
各家それぞれにあります。
あくまでテンプレートなので、
キャラの生い立ちや性格によってアレンジは可能です。
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<一歳>
一つ、廻れば芽吹くもの。
一つ、廻れば花開くもの。
散るも枯れるも一の生、
一歳の名はここにあり。
(名乗り)
先ずはお相手願おうか。
<蛍火>
祭囃子を遠く聞き、
闇に蛍は夏の夜か。
燃える血潮は火をともし、
蛍火の名はここにあり。
(名乗り)
たとえこの身が果てようと。
<縁>
えんはえにしはみえるもの。
えんはえにしはみえぬもの。
はて、
つなぐひといりゃ、
きるひともいる。
縁の名はここにあり。
(名乗り)
わからぬでしょう、貴方とて
<甘楽>
月見りゃ滴る甘露酌んで、
呑めや歌えや、酔いまかせ。
構いやしないさ、賽を振れ、
甘楽の名はここにあり。
(名乗り)
今宵は何して遊ぼうか?
<和泉>
花が散れば、また咲きましょう。
祭が終われば、手を繋ぎ。
縁を知れば、また会えましょう。
酒もよきかな、よき友かな。
長き旅路もいよいよ終わり、
結びに立つは、この身一つ。
和泉の名はここにあり。
(名乗り)
見届けましょう、世の末までも。