八時頃に起床。
寝ぼけた頭でPCをひらく。するととても弱いけどwifiをキャッチできた。
twitterもできるしメールもチェックできる。これでロビーにいかなくてもいい!
喜び勇んでしばしインターネットを楽しむ。読み込みは遅いけど。
mixiのコメントに返信したり現状をtwitterにポストするなどする。
今日はチケットの日付の変更が可能かどうか、旅行代理店に聞きに行くのと、もう一軒の日本人宿の場所を確認しにいく。
そしてお昼は金太郎で。
どうも寝覚めが悪く(寝すぎた感じ)数時間ぼーっとしてしまった。着替え、外にでる準備をする。今日もいい天気だ。
タクシーをひろいアルマス広場まで。まずは旅行代理店だ。ペルー人と思しき女性がカウンターに座っている。
ここは特別日本人向けに何かをしているとかではなく、
単にペルー国内のツアーのアレンジやアメリカなどの航空会社のチケットをとれる会社だ。
実は少し早めに帰国することを考えており、チケットの変更を試みたのだが特別安いもののため、表向きは変更不可。
しかし現地オフィスに赴きいくらかの心付け、つまり賄賂を渡せば変更が可能になるという情報を得た。
アメリカンエアラインのオフィスはリマにしかない。
リマには戻りたくない。
ならば現地の旅行代理店に聞いてみよう。
英語が話せるその女性との交渉はわりとスムーズにいった。結論から言うと、その旅行代理店では変更は不可。
だが、彼女にリマのオフィスに電話してもらいスペイン語で交渉してもらうよう約束をとりつけた。
たぶん英語で直接電話するより、ひとりペルー人を挟んだ方が上手く行く気がする・・・という安易な考えで。
ただ今日は土曜日。月曜日に電話をするという話になった。
とりあえずこの件は月曜日まで保留。時刻は12時半になっていた。金太郎にランチを食べに行こう。
本日も親子丼を頂く。
異国での和食は格別に上手い。
従業員の日本人の女性が誰かに似ている気がするが思い出せない。オリエンタルな顔立ちの美人だ。
金太郎を出て、もう一軒の日本人宿の場所へ向かう。
噂には聞いていたがすごい坂。とにかく坂。クスコ、長崎も真っ青な坂の街。
場所は確認できたが、つかんでいた情報の通りかなり細い裏路地を入った場所にある。
これは、暗くなってから一人で外に出ることは危険だろうな・・・・・・。
まあ夜はあまり外に出ないのでいいのですが。
その場を離れ坂を下っていく。するとそこにいわゆる糞が。
最初は犬のものかと思ったのですが、紙が添えてある。犬は尻を拭かない。
非常にこの通りの治安について不安になってきた。
その後別ルートで、近くまでタクシーで来れることを確認。とりあえず広場方面に移動。
このまま宿に戻っても暇だし、なんとなく散歩でもしよう。そう思って行ったことのない方向へ歩き出す。
殆どは土産物屋かツーリストオフィスで顔を見るたびにマチュピチュ?とか言ってくる。
今はハイシーズンなので行く気がしない。
ぼんやりと広場を過ぎて歩いていると、進行方向から日本人と思しきじんべい姿の男性が歩いてくる。
日本らしいひとだなーと思ったら、すれ違いざまにこんにちわと言われた。
いま、挨拶されたよな・・・
遠い異国、日本人にあってわざわざ挨拶をしてくるとは。
何事だろうか。
数秒反応が遅れたものの、振り返って「こ、こんにちわ」と言い返す。
すると男性は手に持っているメニューをみせてきた。「よかったらお食事どうですか」
そのメニューはわたしがつい30分前に親子丼を貪った金太郎のものだった。
「あ、さっきそこで親子丼食べちゃいました・・・」なぜか申し訳ない気持ちになる。
「あー、テーブルで食べてたひとですか。」
クスコに来て日本語でまともな会話をするのは初めてと言っていい。10分ほど立ち話をした。
Nさんは自転車でもう数年旅をしているひとで、既にクスコには9カ月ほど、トータルでは1年半滞在しているらしい。
自転車で世界を渡り歩く人をチャリダーというそうだ。しらなかった。
日本人宿の評判や、Nさんの旅のスタイル、色々なことを聞いているうちにはっとNさんは仕事をしてる最中なのだと気づく。
どんなひとか気になったので、今度お茶でもしましょうと連絡先を交換してわかれた。
今日見に行った日本人宿は場所が少し不満ではあるが、情報交換や面白い話をしいれるには絶好の場な気がする。
あとはwifi完備ならば言うことはない。
火曜日くらいに移動できたらいいなと思う。一日早くこのホテルからでることになるかもしれない。
おみやげをちょこちょこ買ったりして荷物が少し増えてしまったので、帰国前に日本に送るかも。
街中を歩きまわり時間をつぶす。今まで行ったことのない場所に行った。本当に美しい街だと思う。
初日にぼーっとし、インティライミのセレモニーでも使われたサントドミンゴ教会、別名コリカンチャ横の広場に向かう。
通りでアイスを買い広場で食べながらぼんやり。今日も昨日と変わらない空の青さが色々考えさせる。
広場から数分の行きつけお土産市場へ。この市場は本当にやる気がない。客もいない。でも猫がいる。
縞さんと勝手に名付け頭を撫でていると、ものすごくアグレッシブに膝の上に乗ってきた。なつこいなー。と思っていたら肩の上にのられた。
これにはまわりのペルー人も笑っていた。
しかも肩の上で丸くなっている。
動けない。
猫好きには動くことなんてできない。
数分後縞さんは膝の上でごろごろしはじめた。
本当に可愛い。癒しである。
するとこの市場のおばちゃんの子どもが寄ってきた。「グランデ!」
グランデとは大きいという意味である。しかしどうやらそれは縞さんの名前のようだ。
縞さん改めグランデとしばし戯れ、市場でベビーアルパカのショールを買い帰還した。
明日はなにをしょう。日曜日だから金太郎はおやすみ。どこでご飯たべよう。