スーパーマンは新聞記者である。というのは、1930年代のスーパーヒーローであり、一般市民として生きている(「政府のエージェント」みたいな設定は一部のあとづけ)彼が「情報を素早く知りうる立場」に立つには、警官か記者かくらいだったから。ヒーローマンがけっきょく政府側と組むとかも、基本的には「情報戦」の能力にどうしても欠けるためだろう。
で、スーパーマン、今だったらツイッターやってるだろうか。しかし「情報」を手に入れるのにどれだけフォローすればいいんだろう(彼なら何万人フォローしても捌ききれそうだけど)。
クラーク・ケントのフォロー数ってあんまり多い感じしないけど(RSSリーダーでこっそり購読してるとかかな)。まさかスーパーマン名義のアカウントを作ってHootsuiteで切り換え誤爆とかないよねえ。
スーパーヒーロー・キャラクター類型のひとりであるシャーロック・ホームズも現代では果たす役割が変わってくるだろう。使うツールも。
以上から。
スーパーマンは権利上使うことはできないが、ホームズなら使える。今川版ジャイアントロボの諸葛孔明的なヴィラン・ホームズはすでに作ったが(リーグ・オブ・レジェント的でもある)、最近BBCで放送された現代翻案的ホームズというのがあって(いうまでもなくディジタル・ホームズとは異なる)、それをうまく避けながら、スーパーヒーロー側のホームズももうちょっと突き詰められないものか。