2010年10月のもの 書き途中を放置
[雑記]僕は死なないつもりだ。テキストの断片になって生き続けるつもりだ
先月、このWebサービスで相互お気に入り状態にあった人が退会した。半年すれ違っただけで、ひとことも言葉を交わしたことのない人だ。
ちかごろ忙しさにかまけて放置していたRSSリーダーには、その人のブログに記された「最後の挨拶」がフィードとして残されていた。アクセスしたがもう遅い。「ページが見つかりません」という表示が出るだけだった。
わずかに残されたRSSフィードから、その人がなにごとか悩んでいたことはうかがえた。仮に僕がそれに気づいていたとして、なにができたということはなかっただろうが、その人の悩みに気づかずにいたことに気が咎める(そしてさらに、すべて手遅れとなった状況で、人の悩みを覗きみていることも正直どうかと思う)。
知り合った人の何人かは、どこかに去った。去ったことが問題なのではない。Webサービスの退会は死ではないのだから。そこにある目に見えないわずかなつながりが切れたことに、大げさに反応しているだけだ。これはあくまでも僕の問題でしかない。
その人とすれ違っていたサービスにアクセスすることも苦痛になってきた。それも本来おかしな話なのだが、どうしても親しい人の死を想起してしまう。これは僕自身の勝手な思い込みでしかない。むしろWebでのつながりにそこまで思い入れを持つのがどうかしていると言われるのだが。