岡本:情報収集よりも、大事なのは情報を取捨選択する力です。何が正しいか正しくないかという、見極めの力を持っているかどうか。
40歳ぐらいではなかなかそれが実感できないですね。「太く短く生きられれば別にいいよ」などと言ってしまう。
岡本:それはみんな、病気になってから後悔するんですよ。
例えば中国共産党の幹部は長生きなんですよ。権力闘争は長生きした者が勝ちなんです。だから若い時から何人か主治医を持って、何かあったら相談する。季節の変わり目に生薬飲んだり、食生活に注意したりする。相応の努力をしているんです。
体重とか筋力とか血圧など、自分で測って分かることはたくさんありますね。階段を5、6階まで息が切れずに上れるかとか。足腰が弱ると健康寿命が急速に縮まります。寝たきりになると先はもう短いです。そうならないためにどうするか、というのは考えたら分かる。例えば年に1度は2週間休みを取るとか、何でも相談できる主治医を持つといったことなどは、自分への投資だと考えて始めるべきなんです。
40歳過ぎのランニングは「元気の浪費」:日経ビジネスオンライン http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130910/253245/?rt=nocnt