そこで高島が考えたのが、自分の生活から「落ち込む時間をカットする」ことだった。落ち込んでいてもお金は増えない。持久力で動き続けるしかないと決めた。
視野が開けたのは、リピーター客がつき始めた時だ。「1回買った人が定価で継続的に買う」という現象は、サービスそのものにバリュー(価値)があって初めて起きる。数人にせよリピーター客が出てきたことで、高島は自分のビジネスの将来性を確信するようになったという。
しかし資金繰りはなかなか改善せず、倒産の危機は幾度となくやってきた。吐き気がするような1カ月を過ごすこともあった。そんな中、高島は、危機に陥る原因と再発防止策をノートに書き留めた。同時に、過酷な状況でも社員が明るくなるような雰囲気作りを心がけた。そんな努力の結果、オイシックスは12年かけて着実に成長していった。
逆境を乗り越える カリスマたちの「七転び八起き」 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK23036_T20C14A5000000/?df=2&dg=1